2025.12.26
大腸カメラ(大腸内視鏡)を受けるべきタイミングは?症状、わかる病気について
大腸がんやポリープ、炎症性腸疾患などは、初期には自覚症状がほとんどないことも少なくありません。
そのため大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)を受け、早期発見・早期治療をすることが、大腸がんなどの病気による死亡リスクを下げる最も効果的な方法です。
定期的な検査も大切ですが、特定の症状が現れた方、大腸がんリスクの高い方は、医師に相談して検査を検討する必要があります。
どのようなタイミングで、どのような人が大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)を受けるべきなのか、知っておくべきサインを本コラムではまとめています。
どんな人が大腸カメラ検査を受けるべき?
大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)は、自覚症状がなくても受けたほうがよい場合があります。以下に当てはまる方は医師に相談し、検査を検討しましょう。
便やお腹の症状がある方
以下のような便やお腹の症状がある方は、大腸がん・ポリープ・炎症性腸疾患などの可能性があります。
- 血便・黒い便が出る
- 便が細くなった、下痢や便秘が続く
- 腹痛・お腹の張りが続く
- 便に粘液が混じる
便潜血検査で「陽性」と言われた方
市区町村や職場健診の便検査で陽性が出た方は、症状がなくても必ず精密検査(大腸カメラ検査)が必要です。
40歳以上の人(特に初めての検査)
大腸がんやポリープは40代以降から増加傾向にあります。自覚症状がないまま進行することも多いため、予防・早期発見目的での検査が重要です。
出典:国立がん研究センターがん情報サービス
「がん登録・統計」(全国がん罹患モニタリング集計(MCIJ))
大腸がん・ポリープの既往がある方
過去に大腸ポリープを切除したことがある方、大腸がんの治療歴がある方は、再発・新たなポリープ確認のため、定期的な大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)が必要です。
家族に大腸がんの人がいる
親・兄弟姉妹に大腸がんの既往がある方は、発症リスクが高いため、若い年齢からの検査を推奨しています。
大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)を受けるべき症状
大腸の病気は、初期には自覚症状が少ないことも多く、症状が出たときには進行しているケースもあります。
以下のような症状がある場合はすぐに医師に相談し、大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)を検討してください。
血便が出た
便に血が混じる、トイレットペーパーに血が付く、便が黒っぽいなどの症状は注意が必要です。
痔が原因の場合もありますが、大腸ポリープや大腸がんが見つかることもあるため、自己判断せず検査を受けることが大切です。
便通の変化が続いている
以下のような変化が2週間以上続く場合は、大腸の異常が隠れている可能性があります。
- 下痢や便秘が続く、または繰り返す
- 便が細くなった
- 排便後にすっきりしない感じがある
腹痛・お腹の張りが続く
慢性的な腹痛や膨満感は、腸の炎症や腫瘍によって便の通りが悪くなっていることがあります。
原因不明の貧血
健康診断で貧血を指摘された場合、大腸から少量の出血が続いていることが原因となることがあります。
原因のわからない体重減少
食事量や生活習慣が変わっていないのに体重が減ってきた場合、消化管の病気が関係していることがあります。
大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)でわかる病気
「症状が軽いから」「忙しいから」と大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)を受けずに様子を見てしまう方は少なくありません。しかし大腸の病気の中には、放置することで進行してしまうものがあります。
大腸カメラ検査は、病気を見つけるためだけでなく、重症化を防ぐための検査でもあります。また、異常がなければ「問題ないことが確認できる」という安心にもつながります。
「まだ大丈夫」と思っている間に病気が進行してしまう前に、気になる症状がある方や検査を勧められた方は、早めに医師へご相談ください。
大腸カメラ検査はこんな病気の早期発見・治療に繋がります
痛みの少ない、当院の大腸カメラ検査の特徴
京都市伏見区にある、なかた内科・胃腸内科クリニックでは、消化器内視鏡専門医である院長が大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)を行っています。
肉眼で判断しづらい、わずかな病変も見落とすことがないように、AIによる病変の検出支援機能が備わった大腸カメラを採用しています。
AIによる病変検出支援機能
当院では、OLYMPUS社のAI病変検出支援システム「EndoBrain」を、京都府内のクリニックとして初めて導入しました。
AIが膨大な内視鏡画像を学習することで、感度96%、特異度98.0%という高い精度で病変の検出をサポートします。
医師の目による診断に加え、AIの検出支援機能を活用することで、肉眼では判断しづらいわずかな病変も見逃さないよう努め、より精度の高い大腸カメラ検査を提供しています。
鎮静剤を用いた、負担の少ない大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)
当院では鎮静剤を使用し、患者さんが眠っているような状態で検査を行うことで、できる限り苦痛を抑えた大腸カメラ(大腸内視鏡検査)を実施しています。
過去に大腸カメラを受けて「検査中に痛みを感じた」「検査後のお腹の張りがつらかった」といった経験から、検査に不安をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
当院では、痛みや不快感をできるだけ軽減した検査を心がけておりますので、京都市伏見区のなかた内科・胃腸内科クリニックまでお気軽にご相談ください。
日帰りで行える大腸ポリープ切除
大腸がんの多くは、大腸ポリープが原因となって発生することが知られています。
そのため、当院では大腸カメラ(大腸内視鏡検査)でポリープが見つかった場合、可能なものについてはその場で内視鏡による日帰り切除を行っています。
入院の必要がなく、検査当日にご帰宅いただけますが、悪性が疑われる場合や内視鏡での切除が難しい大きなポリープについては、連携医療機関へご紹介し、適切な治療につなげています。
1日で受けられる胃カメラ・大腸カメラ検査
京都市伏見区のなかた内科・胃腸内科クリニックでは、胃カメラ検査と大腸カメラ検査を同日に受けていただくことが可能です。
お仕事などで何度も通院するのが難しい方や、できるだけ来院回数を減らしたい方にもご利用いただけます。
ご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。
内視鏡専門医による、精度の高い大腸カメラ検査
京都市伏見区のなかた内科・胃腸内科クリニックでは、大腸カメラ(大腸内視鏡検査)を、日本消化器内視鏡学会認定の消化器内視鏡専門医である院長が担当しています。
豊富な臨床経験と専門的な知識・技術に加え、最新鋭の高性能内視鏡機器を用いることで、より精度の高い、きめ細やかな検査を行っています。
まとめ:大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)が将来の健康を守ります
大腸カメラ検査は、血便や便通の変化、腹痛、貧血などの症状がある方だけでなく、症状がない場合でも年齢や健康診断の結果、家族歴などによって受けることがすすめられる検査です。
大腸の病気は、初期には自覚症状がほとんど現れないことも多く、気づかないうちに進行してしまうケースも少なくありません。
大腸カメラ検査では、大腸ポリープや大腸がんをはじめ、潰瘍性大腸炎やクローン病、虚血性腸炎、憩室症など、さまざまな病気を直接確認することができます。
京都市伏見区のなかた内科・胃腸内科クリニックでは、ポリープが見つかった場合には、その場で切除が可能で、将来の大腸がん予防につながります。
「症状が軽いから」「もう少し様子を見よう」と検査を後回しにしてしまう方も多いですが、早い段階で検査を受けることで、治療の負担を減らせる可能性が高くなります。一方で、異常がなければ安心材料となり、今後の健康管理にも役立ちます。
少しでも気になる症状がある方、検査を受けるべきか迷っている方は、まずは医師にご相談ください。
大腸カメラ検査は、ご自身の健康を守るための大切な一歩です。
【この記事の監修】
なかた内科・胃腸内科クリニック院長 中田智之
- 資格
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- 日本内科学会 認定内科医
- 日本消化器病学会 消化器病専門医
- 日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
- 日本消化管学会 胃腸科認定医
- 日本ACLS協会 ACLSプロバイダー
- 日本抗加齢医学会 日本抗加齢医学専門医
- 医学博士(甲 大阪医科薬科大学)
- 日本消化管学会 便通マネージメントドクター
- 緩和ケア研修会修了
- 専門分野
-
- 消化器内科疾患


